そのやり方は本当に正しいですか?神社と寺院の正しい参拝方法
日本人としては神社やお寺での正しい参拝方法は是非とも知っておきたいところですよね。初詣の時にも正式な作法を知っていれば、何も迷うことはありません。
でも実際には詳しくは知らない・・・という方も多いのではないでしょうか。私も厄払いに行ったときに全く作法を知らず、恥ずかしい思いをしてしまったことがありました。
神様への祈願なのですから正しい参拝方法を知ってから臨みたいものですよね。
知っているようで知らない!?神社と寺院の参拝方法について
初詣以外でも使える正式な作法を神社と寺院の二つに分けて見ていきたいと思います。まずは神社の正しい参拝方法から見ていきましょう!
【神社】
- 鳥居の前に一揖
- 手水舎で身を清める
- 一揖
- お賽銭を入れて鈴を鳴らす
- 深くお辞儀をする(2回)
- 右手が少しだけ下に下がるように拍手(2回)
- 祈願する
- 深くお辞儀をする(1回)
※一揖というのは「浅いお辞儀」のことです
そして次は寺院での初詣の正しい参拝方法です。
【お寺】
- 山門前で一揖
- 手水舎で身を清める
- お線香をあげる
- 一揖
- お賽銭を入れて鈴を鳴らす
- 静かに胸の前で合掌
- 祈願する
- 一揖
※拍手は音を立てないように注意してください!
これらが正しい作法です。似ているところもありますが、「音を立てないか立てるか」など異なった作法ももちろん存在しているので気を付けたいですね。
手水舎ってなに?どこでどうすれば良いの?
初詣の正しい参拝方法には欠かせない「手水舎」についてもご説明しますね。
これは神様、仏様の前に出る前に身を清める行為のことを指します。これも正しくしないとルール違反にもなりますし、他の参拝客の迷惑になってしまう場合もあります。
因みに手水舎というのは水が流れ出ていて、柄杓が置いてある場所のことです。大抵入ってすぐのところにあります。
- 柄杓を右手で持って左手を洗う
- 柄杓を左手で持って右手を洗う
- 柄杓を右手でもって左手で水を受ける
- 左手で受けた水で口を漱ぐ
- 柄杓を縦にして柄を水で流す
- 柄杓は伏せて置く
これで初詣前の清めの行為は完了です。
気を付けたいところは柄杓に直接口をつけて漱いではいけないというところです。他の参拝客も使う柄杓ですので、水は手に受けてその水で口を漱ぐように、正しい参拝方法を身につけましょう。