元旦に参拝するべきなのは神社?寺院?正しいのはどっち?
日本は宗教に対して寛容な国ともいえるので、普段自分が何の宗教なのかということを気にかけていない方も多いと思います。
初詣のときに神社に行く人もいれば、お寺に行く人もいると思いますが、自分がそこを信仰しているからではない場合も。
ですが実際にはどちらに行くのが正しいと思いますか?神社とお寺では信仰している宗教自体が違うものですので参拝する対象も違ってきてしまいます。
深く考えずにどこに行くかを選んでいた方も、この機会に考えてみませんか?
初詣で迷ったら・・・寺院と神社のどちらに行くべき?
初詣の人気ランキングの上位を見てみても、どちらかに偏っているという訳ではありません。かなり均等に皆さん参拝されているので、尚更そこが混乱を招くところですね。
まずは両者の違いを見てみたいと思います。
- 祀られているのは「神様」
- 神様が存在している社のこと
- 鳥居が建っている
- 仏像はない
- 宗教的には「神道」を信仰している
- 祀られてるのは「仏様」
- 僧侶が仏の教えを修行によって得る場
- 鳥居は建てられていない
- 仏像がある
- 宗教的には「仏教」を信仰している
仏教か神道を深く信仰しているという方なら、答えは簡単ですね。ですがどちらに対しても信仰心が篤くないという方でしたらどちらでも大丈夫です。
初詣の由来としては氏神様に祈願するというところから始まっているので、神社が正式なところなのでしょう。ですが日本は神仏習合の国ですのでどちらに参拝するかというよりは、気持ちが大切なのではないでしょうか。
初詣って誰にお参りしてるの?神社と寺院の信仰の対象は?
初詣にどちらに行けば良いのかという答えは、「どちらでも大丈夫」ということでした。
ですがやっぱり参拝するからには誰に対して参拝しているのか知っておきたいですよね。誰に祈願しているのかわからないお参りは、祈願されている方だって気持ちの良いものではないのではないでしょうか。
神道の神様。
神道は土着信仰から生まれた宗教なので、神様が一人だけ存在しているような、「一神教」ではありません。よく「八百万の神」といわれているように、数多くの神様が存在しています。
その信仰の対象は自然、動物、特定の人物など非常に多彩です。初詣に行くお社によって祀っている神様は異なっているものです。
仏教の仏様。
ですが仏教はもともと信仰する対象を持っていなかった宗教です。ですが一般的には仏陀や菩薩、仏と言われています。こちらも初詣に行く寺院によって異なっていることが多いでしょう。